
金・桃コンビ、アメリカで大暴れ! 野球の本場で赤ん坊(ベイビー)旋風が巻き起こる!! 『金太郎名探偵の巻』『オールスターで珍事件の巻』 「別冊少年サンデー」に掲載された読みきり2編を収録!! 【あらすじ】 ドジャースと巨人が合同キャンプを行うフロリダ州ベロビーチに、はりきって参加した金太郎と巨人に電撃復帰した桃太郎。到着早々、あまりに小さく可愛らしいので報道陣やドジャースの選手からグラウンドボーイとまちがわれてしまう。しかし、練習と試合で実力を見せつけると今度は「天才少年」と大騒ぎ! すっかり人気者になった二人が休日にプールではしゃいでいると、なにやら怪しい男が「サインがほしい」と近づいてきた。いったいこの男は何者なのだろうか――。 本編に加え、後楽園球場に逃げこんだ宝石泥棒を追う金太郎の活躍を描いた『金太郎名探偵の巻』と、金太郎が悪者に催眠操作されてしまう『オールスターで珍事件の巻』2編を収録!! 【解説】 寺田ヒロオという漫画家は何者だろう。 『まんが道』に登場するトキワ荘の頼れる兄貴「テラさん」。漫画界の流れに苦悩し自ら筆を折った孤高の存在。どちらも正解だが、答はもう一つある――。 子ども達のことを第一に考え、その健筆を奮った人だ。 マンガショップはその想いを蘇らせるべく本作『スポーツマン金太郎』を皮切りに、今ではもう読むことができないテラさんの作品を定期刊行していく。テラさんは藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、鈴木伸一らと漫画界の発展に貢献した伝説の漫画家だが、往年のファンだけでなく『まんが道』のテラさんしか知らない方にも肩肘張らずに読んで頂きたい。テラさんの漫画は、今となっては貴重な誰もが楽しめる、つまり「正しい漫画」だからだ。 『スポーツマン金太郎』は2009年に50周年を迎えた「少年サンデー」の創刊号から5年もの長きにわたり連載された野球漫画の金字塔だ。御伽噺のヒーロー、金太郎と桃太郎がそれぞれ巨人と西鉄に入団。持ち前の超人パワーで王、長嶋、金田といった実在選手達と夢の対決を繰り広げるのだ。また、スポ根とは一味違う健やかなタッチが支持され第一回講談社児童まんが賞も受賞している。 今回の復刊は「少年サンデー」に連載された全239話と別冊に掲載された読み切り全12話を収録した初の完全版(全9巻)だ。まさに全集の第一弾に相応しい作品といえるだろう。 作者は寺田ヒロオ。 出版社はパンローリング。 現在2巻まで刊行。 読者評価 3.44 / 5。