
『スポーツマン金太郎』は「週刊少年サンデー」1959年創刊号から5 年にわたり連載された野球漫画の金字塔である。御伽噺の有名人、金太郎と桃太郎がそれぞれ巨人、西鉄に入団し、王、長嶋、金田といった実在名選手達と夢の対決を繰り広げるのだ。そして、スポ根とは一味違う健やかなタッチが支持され第一回講談社児童まんが賞も受賞している。(少年サンデー版は小社より完全版全9巻が好評発売中) 今回お届けする本書は、少年サンデーでの連載終了から約6年の時を経て学年誌「小学一(二)年生」に描きおろし連載された同名作をまとめた初の単行本である。内容は、架空のプロ野球リーグに属する東京ゴールドに入団した金太郎とおとものクロちゃんがライバル選手やアメリカの球団と渡り合う様を丁寧に描いている。何より、学年誌向けにアレンジされたコマ割りやセリフ回しからは、作者が理想とする漫画観を垣間見ることができるだろう。なお、本作以前の「小学四年生」1965年4 月号~「小学六年生」1968年3月号において全36回にわたり同名作が連載されたが、こちらは少年サンデー掲載作のダイジェスト作品であった。 作者は寺田ヒロオ。 出版社はパンローリング。 現在1巻まで刊行。 読者評価 3.53 / 5。