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背番号0(後編 上)野球少年版(寺田ヒロオ)

背番号0(後編 上)野球少年版の表紙

社会人野球の投手として活躍した テラさんの熱い思いが 読者に伝わってくる――! 【あらすじ】 ゼロくんはアンパイアが足りないため、お金持ちの金倉チームと貧乏なタクアンチームの主審をすることになった。しかし横暴な金倉チームの卑怯な反則プレーに手を焼く派目になってしまう。 審判団は、注意に文句をつけてくる金倉チームの放棄試合とし、タクアンチームの勝利を宣告する。ゼロくんを逆恨みをする金倉チームの真黒は、代議士の父親の力を背景に、Zチームを妨害する三段ロケット作戦を考えだした! あの手この手でZチームの邪魔をする真黒の企みを打ち破ることが出来るか!? 【解説】 漫画家の聖地「トキワ荘」で「テラさん」の愛称で慕われた寺田ヒロオ。 真っ先に思い浮かぶ代表作は『スポーツマン金太郎』と本作『背番号0』だろう。どちらも読者(子どもたち)の事を第一に考えられた傑作だ。おとぎ話の登場人物がプロ野球で大活躍する華やかな設定の『スポ金』に対し、『背番号0』はどこにでもいるような野球少年「ゼロくん」を主人公に据え、家族、友達、学校、町内といった日常を描いた生活漫画だ。 ときには間違いもするし失敗もする、身近な主人公だからこそ伝えられる事があると、テラさんは考えたのだろう。ゼロくんと仲間たちから発信される、スポーツマンシップの爽やかさと友情の大切さは人気を呼び、芳文社の「野球少年」で5年もの長期に亘り連載。同誌廃刊後は「少年サンデー」→「学年誌」→「ボーイズライフ」と掲載誌を移しながら連載が続けられた。本書は作品の原点といえる「野球少年」連載分を全て収録した初の完全版である。 テラさんの漫画観が100%反映された快作を是非楽しんでいただきたい。 野球少年だったあの頃の気持ちを思い出せるはずだ。 【人物紹介】 ・ゼロくん:主人公。中堅を守る主軸打者だが、以前は万年補欠だった ・キミ子ちゃん:おてんばだが、心優しいゼロくんの妹。野球の実力も男勝り!? ・ゴンちゃん:気は優しくて力持ち。打順は不動の4番だ ・大山くん:友情に厚いZチームの頼れる主将。ポジションは捕手 ・藤本くん:メガネの好漢。大山くんとバッテリーを組む投手 ・吉村くん:史上最強の補欠。走攻守が揃った万能選手だが、体が弱い ・ノンキ先生:漫画家であり、Zチームの良き理解者。テラさんの分身!? 作者は寺田ヒロオ。 出版社はパンローリング。 現在1巻まで刊行。 読者評価 3.50 / 5。