
青春時代までの悲惨と滑稽を描くつげ義春自伝的作品群「つげ義春コレクション」。 つげ義春自身の青春時代が色濃くにじむ自伝的作品を集める。「大場電気鍍金工業所」から「別離」まで、自伝的色彩が強く投影された作品9編を収録。少年時代から青年時代までの貧乏と悲惨を、著者独特のユーモアを交えて描く。解説:赤瀬川原平 【目次】 大場電気鍍金工業所 少年 海へ やもり 下宿の頃 義男の青春 池袋百点会 隣りの女 別離 解題:高野慎三 解説「悲惨な町の安全運転」 赤瀬川原平 ■著者のことば この全集は全作品を収録したものではなく、初期の貸本時代の作の大半は除いてある。全作をまとめるのは量的に難しいだけでなく、稚拙で未熟な過去を晒すのは気がすすまぬからである。が、旧作は目にする機会が少いとのことで一部をここに収めたが、粗末な作であるのは生活苦による乱作のためばかりではなく、マンガ全般のレベルが低かった時代でもあり、その点を酌量して戴ければ幸いである。後期の作に関しては弁解するところはない。 (1993年10月 つげ義春全集[全8巻・別巻1]内容見本より) 作者はつげ義春。 出版社は筑摩書房。 現在1巻まで刊行。 読者評価 3.26 / 5。