ComicHolic

無能の人・日の戯れ(つげ義春)

無能の人・日の戯れの表紙

このまま野垂れ死ぬか、いっそ蒸発でもするか。 人間存在に迫る〈私〉漫画の代表作12編。 漫画家として行き詰まった〈私〉は、他人の目にはろくでなしに映るかもしれない。ろくに働かず稼ぎもなく、妻子にさえ罵られ、奇天烈な空想に耽りながら、無為な日々を過ごしているのだから……。 甲斐性のない漫画家の悶々とした日常を描く「無能の人」、競輪場の車券売り場窓口越しに仄かに通い合う夫婦の愛「日の戯れ」など、滑稽かつ哀切な人間存在に迫る〈私〉漫画の代表作12編集成。解説:吉本隆明。 【目次】 退屈な部屋 魚石 日の戯れ 散歩の日々 池袋百点会 隣りの女 無能の人 第一話 石を売る 第二話 無能の人 第三話 鳥師 第四話 探石行 第五話 カメラを売る 第六話 蒸発 解説:吉本隆明 つげ義春 マンガ家。1937年、東京都生れ。小学校卒業後、メッキ工場などで働き、1954年にマンガ家デビュー。貸本マンガを経て、1960年代後半から1970年にかけて「月刊漫画ガロ」に発表した諸作は、マンガ史の画期をなす。1987年以降、新作は発表していないが、その作品群は新たな世代のファンを生みつづけている。 作者はつげ義春。 出版社は新潮社。 現在1巻まで刊行。 最新刊発売日は1998-03-02。 読者評価 3.76 / 5。