
「燃える正義の・怒りを込めて・世界の平和の・楯となる! マシーンブラスターここにあり!!」 伝説的ロボットアニメを漫画界の巨匠がコミカライズ! 巻頭特別収録 マシーンブラスター設定資料集(フルカラー) ■マシーンブラスターとは? 本作は1976年7月9日よりフジテレビ系にて放映された。 クレジット上の製作は名作アニメでおなじみの日本アニメーションとなっているが実際の制作は葦プロダクション(現・プロダクションリード)が担当した。葦プロダクションは、竜の子プロを退社した佐藤俊彦氏が、スポンサーのタケミから持ちかけられた本作を製作するために設立した会社である。後に『魔法のプリンセスミンキーモモ』(1982)などのヒット作を生む同プロダクションも、設立間もない当時はまだ放映枠を押さえられるほどの力はなく、日本アニメーション製作の肩書きをつけることで放映にこぎつけた経緯がある。 ストーリーは次のとおりである。海底人モグールの地上侵攻に対抗するため、由利博士は4体のロボット=マシーンブラスターを建造。そのパイロットとして、エレパス能力を持つ4人の若者を選んだ。彼らは人類存亡を賭けた戦いに身を投じる。 当時、ブームに乗って各社がロボットアニメに参戦する中、本作はひときわ異彩を放つ存在であった。まず、当時主流となりつつあった変形・合体ロボットの要素を排除している点。むしろ本作は「ロボットによる戦隊もの」の要素が強く、その草分けとなっている。もうひとつは、主人公の飛鳥天平を少年院出身のワルと設定したことである。それまでのロボットアニメにも「不良っぽい」主人公はいたが、天平は本物の「不良」なのだ。その性格からチーム分裂の危機さえ招いた天平が、モグール人の末裔という数奇な出自を乗り越え、仲間たちの存在をかけがえのないものと考えるようになる。その過程が、本作の大きな魅力ともなっていた。彼の強烈な個性故に、第24話のように、天平以外のメインキャラもマシーンブラスターも一切登場しないという異色作も登場している。 案納正美監督以下、本作のスタッフには竜の子プロダクション出身者が多く、映像的にもそのDNAを強く感じさせる迫力あるものとなった。なおマシーンブラスターのデザインも、竜の子プロダクション出身の大河原邦男氏が、数人のスタッフから出たデザインをまとめたものだそうだ。 作者は一峰大二。 出版社はパンローリング。 現在1巻まで刊行。 読者評価 3.53 / 5。