
ニューヨーク。世界の平和を象徴するこの建物の中に、 そんなオフィスがあることを知る者は少ない。その名を、 The Undercover Line of International Police 略して TULIPという。この組織は、世界各地に広がっていて そこに働く人々は、俗にスパイキャッチャーと呼ばれている。 これは国際謀略叛乱グループ TIGERと対決する、日本支部の 【解説】 『007』『0011ナポレオンソロ』の日本上陸により、一大スパイブームが 起こった1965年――。和製007ともいえる『スパイキャッチャーJ3』が お茶の間のテレビに登場した。原作脚本は推理作家の都筑道夫が担当、 キャストには当時ギャング映画を中心に存在感を放つ丹波哲郎を配する など、大人の鑑賞に堪えるスマートなセンスで話題をよび、後の『キイハンター』 『Gメン'75』へと続く東映アクションドラマの原点となった。 本書はTVドラマ放映と平行して講談社の少年月刊誌「ぼくら」で 連載された漫画版の全話を纏めた初の単行本である。 描き手は、時代劇や西部劇を数多く手がけた堀江卓だ。 ド派手なアクションシーンを得意としており、主人公の乗る コルベット・スティングレーを改造したエアカーが、 空を飛び、水上を走る名シーンを見事にコミカライズしている。 作者は都筑道夫 / 堀江卓。 出版社はパンローリング。 現在2巻まで刊行。 読者評価 3.42 / 5。