
原爆によって妻と3人の子を奪われ、一人残された娘みち子とともにその後を生きた自由律俳句の俳人松尾あつゆき。戦後を生き抜き、家族はすでに四代目、孫の平田周(被爆二世)が戦争や原爆の悲惨さを語り継ぐための家族の物語を、長崎在住の奈華よしこがみごとな漫画で再現しています。本書をぜひ、後世に伝えるために、子どもから大人まで読んでいただきたいと思います。 [帯文より] 戦争、原爆、そんな言葉をあえて消しても、 言葉はずっと生きている。 ――重松 清 [『原爆句抄』より 本書収載句] なにもかもなくした手に四まいの爆死証明 すべなし地に置けば子にむらがる蠅 かぜ、子らに火をつけてたばこ一本 炎天、妻に火をつけて水のむ 降伏のみことのり、妻をやく火いまぞ熾りつ 作者は奈華 よしこ / 松尾 あつゆき / 平田 周。 出版社は書肆侃侃房。 現在1巻まで刊行。 最新刊発売日は2017-08-05。 読者評価 3.48 / 5。