
▼第1話/椿の段▼第2話/桜の段▼第3話/朝顔の段 ▼本のこと●登場人物/帯刀隆太郎(大学教授、帯刀家の当主、60余歳)、帯刀絹子(隆太郎の妻)、帯刀隆之介(隆太朗の長男)、小原ふみ(帯刀家の住み込みお手伝いさん)●あらすじ/一月五日(水)/小寒。帯刀家に新しいお手伝いさんがやってきた。小原ふみという名のお手伝いさんは、妻の絹子から当主の帯刀隆太郎、長男の隆之介を紹介されるが…。▼一月七日(月)。大学から帰ってきた隆太郎はドアを開けるとそのまま走って家に入ってきた。びっくりして理由を問いただそうとする絹子にかまわず、服を脱ぎながら廊下を走っていく隆太郎。脱ぎ捨てられた服を拾いながら追う絹子。すべてを脱いだ隆太郎が走り込んだのは…。▼二月十九日(土)/雨水。居間で読書をしている隆太郎の隣で、隆之介がひらがな練習帳に精を出していた。練習帳を終えた隆之介は「ぼく、ちょっとおしっこ」といって席を立とうとした。それを聞きとがめた隆太郎は「排泄行為は人目に立たんようにするのが礼儀だ」と教える。隆之介が部屋を出ていったあと、おならしてしまった隆太郎はそれを隠すために部屋を密室にしようとする。▼四月一日(金)。小学校入学を控えて名前を呼ばれたときの返事を練習する隆之介。昨日、通学路の下見を済ませた隆之介は今日、絹子と一緒にランドセルをしょって通学路を歩いていた。それを見ていた隆太郎は明日こそいよいよと感慨にふける…。▼四月十四日(水)。いつものように朝食を囲む帯刀家の人々。隆太郎は小学校に入学したばかりの隆之介にどの時間が一番おもしろいかを問うた。給食と答えた隆之介に、給食の時間に何を覚えたかを聞く隆太郎。しかし、その質問は帯刀家の平穏な朝食に波紋を投げかける結果となる。 作者は一條裕子。 出版社は小学館。 現在4巻まで刊行。 読者評価 3.49 / 5。