
マンガ家たちは、戦争の何を描いたのか 本書は、1970年代と2000年代に発表され、埋もれていた戦争マンガの作品集である。具体的には、矢口高雄のデビューまもない頃の「燃えよ番外兵」(原作・小池一夫)、バロン吉元の初期の傑作「黒い隼」など、5作品。いずれも太平洋戦争を扱っている。ウクライナにおいて戦争が進行中の今こそ、戦争とは何か、戦争は人間や社会にどのような影響をもたらすのか、を考えるべきではないだろうか。そして、もし自分が戦争に巻き込まれたらどうなるか――。そんな緊張感を持って読んでほしい。「『我が国はもう戦争なんてするはずがない』と思い込んでいるかもしれないが、いつ何がどうなるか、先のことはわからない」(里中満智子「解説」)のだから。 (以下、作品) 「黒い隼」 バロン吉元 「銃後(15)の春」 木村直巳 「燃えよ番外兵」 矢口高雄・作画、小池一夫・原作 「かわいそうなゾウ」 北川玲子 「初恋の桜」 川島れいこ 解説 里中満智子 作品初出 作者は矢口高雄 / バロン吉元 ほか。 出版社は祥伝社。 現在1巻まで刊行。 最新刊発売日は2022-09-01。 読者評価 3.46 / 5。