
世界の運命は一人の若き忍者に託された…… 巨匠 白土三平 伝説の長編作を待望の復刊!! 時は戦乱の世。戦で親を失った少年石丸は甲賀忍者の石雲に拾われ、信州の山奥で厳しい忍術の修業に明け暮れるのだった。 やがて、一人前の忍者へと成長した石丸に師石雲は“竜煙の書”の存在を打ち明ける。竜煙の書には世界を滅亡させるほどの恐ろしい秘密が記されており、甲賀流の忍者によって代々守られ今は石雲がその役目を担っているという。ところが、石雲は何者かの手により殺害され、竜煙の書も奪われてしまった!! 師の意思を継いだ石丸は次々と現れては行く手を阻む刺客を倒し、世界の平和を守ることができるのか!? 竜煙の書を巡る壮絶な戦いの火蓋が切っておとされる! 初出 「週刊少年マガジン」(講談社) 1960年29号~52号 『風の石丸』は忍者マンガの大家白土三平が自身初の週刊連載作品として、1960年「少年マガジン」(講談社)に発表した長編忍者活劇である。 硬質で美しいタッチや白土作品ならではの科学的要素を加えた忍術と随所に張られた伏線、後にアニメ『風のフジ丸』の原作の一部となった基 本設定などなど見所満載だ。 だが、その最大の魅力は何と言っても個性豊かな登場人物たちにある。石丸のライバル伊賀忍者はやて小僧、謎の少年ね太郎、九州の忍者剣流、忍術も使う剣客柳生十兵衛といった様々な人物の視点で物語は進み、主人公石丸との心の絡み合いを鮮やかに描き切っているのだ。多くのリクエストに応え、約50年ぶりに現代に復活したこの大河作から作者の平和への想いを感じとっていただきたい。 作者は白土三平。 出版社はパンローリング。 掲載誌は週刊少年マガジン。 現在1巻まで刊行。 読者評価 3.36 / 5。