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はじまりはクロマニヨン(内田れいな)

はじまりはクロマニヨンの表紙

舞台はおよそ2万年前、描いた絵を恋人に見せたい―― その純粋な心から、クロマニヨン人の少女レイナは、 画家を目指すのだが……。絵画の起源とされる「洞くつ」壁画を題材に、クロマニヨンの主人公レイナが様々な困難にぶつかりながらも、画家として成長していく愛と成長の物語。記念すべき第1巻です。近年、アートをテーマとした漫画やアニメが大きな話題となっています。こうした人気の背景には、「人はなぜ絵を描くのか?」「なぜアートが必要なのか?」といった永遠の問いへの欲求が隠されているようです。内田れいなの漫画『はじまりはクロマニヨン』は、絵画の起源とされる「洞くつ」壁画を題材に、クロマニヨンの主人公レイナが様々な困難にぶつかりながらも、画家として成長していく物語。今回はその記念すべき第1巻です。美しいものを恋人に見せたい、永遠に残したい、そんな思いからレイナは絵を描くことを思い立ちます。しかし、砂浜にひいた線は、波や雨風にさらされてあっという間に消えてしまいます。消えない絵を描くにはどうしたらよいのか。そう考えた末に、レイナは芸術の聖地「エルカスティージョ洞くつ」へと向かうのでした……。この漫画はデジタルでも、ペンでもなく、鉛筆で描かれており、その質感とトーンは原始時代の洞くつや暗闇をリアルに表現しています。また、主人公レイナのモデルは、画家・内田自身ですが、そのことで内田は、原始時代と現代とをつなぐ「画家の物語」という数万年の美術史を貫く壮大なテーマに挑んでいます。そして主人公レイナが、悩み、苦しみながらも、仲間とともに苦境を乗り越えていくさまは、絵を志す者だけでなく、困難な現代を生きていく私たちに、たしかな希望と勇気を与えてくれるでしょう。 作者は内田れいな。 出版社はアートダイバー。 現在2巻まで刊行。 最新刊発売日は2026-01-16。 読者評価 3.56 / 5。