
亡国の王子ルスキニアは、男でありながら子を孕み、 その美貌が人心を惑わすがゆえに“娼婦"と蔑まれる希少な徴(しるし)を持って生まれた。 北の塔で一人きり育てられたルスキニアは、生き残った民の命と引き換えに 故国を滅ぼした若き王アルアクバルの元へ妃として差し出される。 血に飢えた残酷な王と噂されるアルアクバルの後宮は、 しかし寵姫が誰一人いない寂しい庭園だった。 戸惑うルスキニアの前に現れたのは、見上げるほど大きく美しい漆黒の虎。 発情した獣に幾晩も犯されたルスキニアは、それがアルアクバルの獣化した姿であり、 自分が聖なる獣の子を宿すために求められたことを知るが…!? 孤独な虎王と黄金の鳥籠に囚われた王子が夜ごと交わる、エキゾチック・ファンタジー。 作者は篠崎一夜。 出版社は幻冬舎。 現在1巻まで刊行。 最新刊発売日は2020-12-28。 読者評価 3.25 / 5。