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Give My Regards to Black Jack(佐藤秀峰 / 漫画onWeb)

Give My Regards to Black Jackの表紙

全13巻の累計発行部数が1000万部を超える超人気マンガの英語版。研修医である斉藤英二郎の目を通して、日本の大学病院や医療現場の現状が描かれている。もともと日本人向けに描かれたマンガということもあって、物語の背景を理解しやすく、スムーズに感情移入していくことができる。また、患者に真摯に向き合う斉藤の行動は感動的ですらあり、読み進むのにつれてストーリーにのめり込み始めていく。 この英語版の大きな特徴は、1ページあたり平均して50語の英単語が飛び交っていること。1話が平均して20ページとすると、1話で1000語もの英単語に触れられることになる。また、マンガによる理解がスムーズということもあって、1分で100語のペースで読み進んでいけば、1話を10分で読破できる計算となる。 一方、これが英語の小説であると、平均して1ページに500語もの英語が詰まっていて、同じ1分で100語のペースで読んでいったとしても、10分でたったの2ページしか進まないことになる。それに英語の小説の場合、そこに描かれている社会や文化など背景についての理解不足ということもあって、感情移入しにくいという問題もある。結局、「読んでいてもつまらないし、なかなか前に進まない」ということで、途中で読むのをやめてしまうことが多くなってしまうのだ。 そして、この『ブラックジャックによろしく 英語版』を活用して、勉強を始めてからわずか半年でTOEIC900点台をマークしたのが、『僕が無料の英語マンガで楽にTOEIC900点を取って、映画の字幕なしでリスニングができるワケ』の著者である中村一也さん。英会話学校の門を叩いたものの、ネイティブの講師の話がまったく理解できず、それがトラウマになって通えなくなったという。次に映画のDVDに挑戦してみたところ、全体の上映時間に占める会話の割合が小さく、効率的でないことに気づいたそうだ。そして最後に行き着いたのが、この『ブラックジャックによろしく 英語版』だったというわけだ。 さらに、今回はネイティブによる音声を付属のCD-ROMに収録した。これによって、読むだけでなく、リスニングの学習も同時並行で進めていくことができるようになった。まずはリーディングから初めて、わからない単語が出てきたら、その語源まで調べて、描かれている内容をしっかりと理解する。そして、ネイティブがどのように発音するのか、スキマ時間に1話ずつでも、あるいは通勤時間にこの第1巻分をすべて通して、何度も繰り返して聞くようにする。 リーディングの学習を行った中村さんの場合は半年だったが、リスニングの学習も行えるようになったことで、3カ月でTOEIC900点台をマークすることも夢ではない。ぜひ本書をフルに活用して、英語をマスターしていっていただきたい。 作者は佐藤秀峰 / 漫画onWeb。 現在1巻まで刊行。 読者評価 3.46 / 5。